数年前に作ってそのまま使用している冶具を漆塗りとすることにしました。
原木のままだと色が白っぽいのでラインが見え難いことと、どうしても手垢で汚れてくることについての対策でもあります。
※棒と棒の間隔はちょうど50cm・・・一周で1mを測定する冶具です。
合わせてラインを引っ掛ける8mmのアクリルパイプをカヤ材から棒を削りだして作成。
鉋で荒削りをしてから、ドリルにくっつけて「ガラガラ・・・」と紙やすりで研磨して丸棒を作りました。
折角ならば木材で・・・というのが理由です。
丸棒は辺材のため漆を吸って真っ黒になりましたが、結果的には糸が見えやすくなったと思います。
原木は「みみ付き節あり」のブナ材。節があるため適度に湾曲しており・・・又、みみを研磨し過ぎないようにして漆を塗ったので、所々道管が目立ちます。
漆塗りは10回と決め、8回目あたりから研磨→塗りの工程をしてみました。
表面、みみの部分は鏡面手前まで磨きましたが、実使用では瞬着が落下することもあるため、適度に磨いただけです。
紅葉樹でざらつきのある木材だったのですが、研磨した結果・・・塗膜の薄い部分は深い赤のようにも見えます。
取り急ぎ、作成から時間が掛かりましたが・・・冶具の塗装によって何とか完了。念のためカブレ防止に一ヶ月くらい干したあと実使用とするつもり。
使用方法は
・左端の棒に天井糸を固定、くるくると棒に巻きつけることで50cm単位(一周1m単位)で仕掛け作成に役立てています。
・仕掛け全長はもちろんのこと、目印位置、鼻カン位置を釣行前に設定できます。(完全仕掛メインなので・・・)
・補修時は棒にクルッと巻き付け、仮止めして部分補修が可能です。
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