手持ちの端材でラインホルダーを作成してみました。
既製品を持っているんですが・・・小さくても、遠征持参には不向きな構造だったこともあり、小型軽量化で考えました。
私は金属糸に直接編み付けはしないので・・・ジョインター編み付け、ハナカン周り作成用です。
必要なパーツはホームセンターにて購入。良いスペーサーが見つからず焦りましたが、だいたいイメージ通りの部材が揃いました。
どっしりと安定させるためにラインホルダーの接地面積の大きさを悩みましたが、あえて出来る限り小さくしてみます。(約180x44mm) 当然、重量も軽めです。
糸を張った高さと下端部の隙間は指4本とやや狭めとして・・・替わりに折り畳み機構としました。
とりあえず、仮組み状態です。全体の構図を確認してから面出し、R付け、再度切り出し等の作業を行っていきます。
重要なのはホルダー部分・・・ウレタンゴム加工とするか悩みましたが・・・直径20mmのゴムワッシャーとしました。
ステンワッシャーにゴムがサンドイッチされ、ツマミを回していくことでゴム部が潰され、糸が固定される構造です。
大工道具はノコと鉋くらいしか持っていないので、微妙なRを出す部分はドリルで穴をあけて切り出し、ひたすら紙ヤスリで研磨としました。
どうも紙ヤスリ使用だと水平面が出難いので・・・板で挟んで、面を出す加工をしました。
さらに汎用の接着剤にてゴム部分をステンワッシャー、ネジつき座金に接着して・・・グラつかず、バラけないようにしています。
スペーサーは写真のようにゴムの中・・・ネジ山部に挿入しており、ラインがネジ山に当たらないようにしています。同時に滑り性も向上です。
下部の板も継ぎ用の溝を掘ったので、削った台座と仕上げ研磨が終了次第、接着しました。
写真のようにアーム部が可動し、両方とも倒れることで折りたたみ機構としました。・・・携帯性重視です。
数日はひたすら木地調整をおこなって、ペーパー掛け。出来るだけキズを無くし、下地を作って漆塗りの準備をおこないました。
ラインホルダーはタモほど過酷な状況で使用することはないため、漆塗りは7回・・・それでも1日一塗りですから、7日は掛かりました。
室も適度に透湿が望める木材がベストなのですが、手元にあったプラスチックケースにて代用です。
少々塗りムラはありますが、オリジナルで満足です。写真では分かり難いですが、良い感じで木目が強調されています。
実使用できるのは完全乾燥する一ヶ月後・・・それまでは自然乾燥→砥ぎをしました。
使用時の感想ですが・・・ツマむ面積は十分、軽いので安定感は少な目ですが、テンションも思うようにかけられてメインで使用しています。
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